帯状日記03

図書館に知さんむけに借りたpocoyoのDVDを返しにいき、そっと滑らせておとしても、想ったよりも大きな音をたてる返却スロットに毎度のように驚きながら、車を止めた道向かいのショッピングセンターに戻ろうとすると、図書館の入り口を入って直ぐの所の児童エリアから手をふる人がいる。

ロミとドンそれに知さんの仲良しのクロエ。ドンはただひとつしかない地元資本の大きな鉱物資源会社FMGにつとめ、最近めでたくフライイン/フライアウトを卒業し、市内の本社ビルから遠隔で鉱山現場の車両の手配をしているという。ただ市内にいると彼の手配兼現場有資格エンジニアというおまけの部分の給料が出ないとおもうのでちょっと心配になった。とはいえ、高給にはちがいない。彼は電気自転車のビジネスプランはやめて、初期投資が最小の自動車教習者の資格を取るという。ここでは有資格者が路上教習し、親が同乗して、前回の教習復習しながらすすめるらしい。とはいえ、ちょっと前の孫正義!激愛!はどこへいったのか?自動車教習者って思いっきり自分サイズ。父ちゃんが韓国陸軍の偉いさんで現在拘留中。ことと次第によっては知り過ぎた男として消される可能性もあるということで、こちらとしてはハイハイとうなずいて、話を聞くだけ。

神経痛はというと、痛みの胸の前後、胸と背中の鏡像はほぼなくなったのだけど、右の脇の下の神経痛が、ウイルスがまったく傷めなかった左にも投影されるようになった。するとどうしても、心臓が痛いような錯覚をえがちでまったく困った もの。

強い痛みのピークは明らかにさがって、うずくまったり、足踏みをしたりしてやり過ごすような痛みはもうない。小糠雨がつづいて洗濯の機会を逸し、テロテロにやれた古Tシャツをきらしてしまった。これでいけるかもと思って試したごく薄いニュージーランドメリノの耐寒下着は大失敗。いちにちじゅう神経痛と触覚の異常とその二つを錯覚した疼痛につきまとわれ、帰りの車中は、やや季節はずれな上半身裸で失礼した。車はいまもプジョー207、1300cc。129000km。11歳。まだ、内装プラスチックの割れだの、ラバーが粘ってくるだのはいっさいなし。エアコンのパネルの左半分のバックライトの球がきれたのと、リモコンキーの手もとのリモコンが壊れただけ。大きなショッピングセンターにはかならずリモコンキーの修理あるいはコピーをする中国人の店があるのだけど、$250から$300。車の価値が2000くらい。まあ、無しですね。