見たことのない昭和をなつかしむ

こんな物言いをたまに聞きました。そしていらだちました。

ーーー鰯みたい魚に魚醤をかけたものや烏賊の串焼きなどを食して、ぬるいビンタンビールを飲む。なんだか昭和20年代の高架下の居酒屋にいるような(行ったことないけど)気分がしてくる。ブータンに取り憑かれたように通う人がいるけれど、彼らもそこに「昔の日本の風景」があるような気がするらしい。棚田に松並木に冠雪したヒマラヤに「ぐっ」と来るのだそうである。バリ島が「来る」のも、たぶんそれに近い。がたがたの道路舗装、きたないドブ、縁台に座り込んで所在なげな人々。そういうのを見ると「なんか、なつかしい」と思う。ーーー

バリ、タイ、パラオはやりがうつってタイ北部からベトナム、僕には意外なトルコまで「昭和」

なつかしいよりは もっと「会ったことのない双子」なんじゃないかなと思う。

その片割れはプリンセスや探検家じゃなくて床屋談義にあけくれるぐーたらというかグーもタラもしないナチュラリスト

ポスト’モーレツ>ビューティフル’世代の夢みる平行世界か

先行した世代の旅行者、数からするともうちょっと精鋭であった集団がアジア圏でむかったのはインドでそこで多くがなつかしむまもなくゲキチンくらったようにみえたのは下の年代からみたひが目でしょうか?