飛行少女と浮揚少年。

瓶底めがねは現世を夢みる

おじいさんがベッドメイクにシーツを拡げるとシーツの反対側をつかむハイジが宙にまう。宅急便を開業したキキの箒は、反重力ではなく、羽なし飛行機。風が見える生まれつきの天才飛行家の名はナウシカ

コナンには

飛行甕ー反重力

プロペラ機ー従来型

巨大爆撃機ー太陽塔で集めた未来の動力

ナウシカには

動力凧

飛行甕

飛びそうな/飛びそうに見えない飛行機たち

ルフトバッフェのそれとそっくりの牽引される飛行はしけ

巨大な羽虫たち

漫画版では宙を行く巨神兵

ラピュタでは蟲から羽ばたき飛行機が加わって

ハウルのそれは

羽ばたき蒸気エンジンの軽飛行機

爆撃機は羽ばたきだけで飛んでるようにみせようとしてない反重力系

流行ってたスティームパンクの流れですな

飛ぶ飛行機しか出てこない紅の豚

中年の主人公はなぜか豚

だからどうした。この線からは何も出てこない。反省。

僕が最後に観た宮崎駿の映画

ハウルの動く城のメッセージは

男の子がすべて大人の男性になる必要があるってわけじゃない

と思ってた

今、思いかえすと、戦争協力に悩んで現実逃避中のハウルは国立養成所出身の職業魔術家で、そうこうするうちにお国は猛烈に編隊爆撃を受ける。逃避したい現実、彼は超強力な戦闘機人間、まさに殲滅(笑)兵器。でも戦争はキライよ。

ここらへんの鬱屈具合か?

焼け跡・兵器好き・焼け太り

宮﨑駿は労働闘争もやったし、ジブリもアニメーターの常雇いって夢の実現

でも、やっぱりなんだろな?

宮﨑駿の話にでてくる殲滅飛行兵器といえば

ギガント〜コナン

巨神兵ナウシカその他

ともにでかさ勝負の絶対の悪役。飛行機で言えば重爆撃機タイプ。

それがハウルでは

鬱屈した美形のハイティーン

翔べば

鳥型ながら圧倒的優速の迎撃戦闘機タイプ

黒い怪鳥

あるいは

ひとり隼戦闘隊

なんかちょっとだけ線がでてきたぞ

で、未見のポニョを経てこれまた未見のゼロ戦を2014年に

少年でも

中年だけど豚でも

何と無く白人風でもない

日本人成年男子

何故?今?このタイミングでゼロ戦

映画のトレイラーをみると折り紙チックな逆ガル翼

本当に飛びそうに見せようとはしていない

宮﨑駿がすきなセラミックの骨にも見えるし

エヴァ風の面妖さもある

とはいえ

主人公は

メガネで

のべつに煙草をすって

働き出したら止まらない

堀越二郎

宮﨑自身、メガネ、タバコ、逃げ損ねた周りを廃人にしかねないモウレツな仕事ぶりで知られてると宮崎駿は知っている。

ここまで。

なぜ今 堀越二郎

なぜ正面切っての自己投影が堀越二郎

絞ってもでてこない

まあ、やりたかったのでしょう

やらなきゃいけないって筋ではないと思う

ツラツラと検索して驚いたと言うよりは、そりゃないだろと感じたのは宮崎駿さん司馬遼太郎が好きだとか。

僕は嫌いだね。 読んだことないけど

飛行少女と浮揚少年。の画像