香具師 チンドン屋

ここ数週間、YouTubeにやられてしまって日に2時間は色々と観ていた。

テレビを見ないので、これが皆がテレビを見るときの感じかなと想像した。締め切りがあるのに漫画を読むのをやめらないのとはちがう切迫してないダラダラ感に身をまかせるのもオツなものだと知った。

YouTubeを見るきっかけはしつこい首の痛みをなんとかしたかったからで、コロナで暇なせいか数かぎりないほどの整体師ー整体業者がチャンネルを設けて我こそはと張り切っている。

ついでに格闘家の皆さんも百花。そこで試合を見るとなんとも小粒な試合ばかりで、キックや総合の最盛期とは比べるべくもないというのが正直なところ。ただ、若い格闘家の皆さんの中でもYouTubeの仕組みに合わせられた人達はそっちで随分稼いでいるらしい。

人気格闘家は企画、撮影、編集と4、5人の「メンバー」からなるYouTube製作「チーム」を率いる頭格でもあるということで、それだけの広告収入を得ているのでしょう。

インスタグラムといい、なんとも総香具師な世になったものだと思う。でも、と思うに電通とかそんなとこに仕事が集中してるよりは健全だし、広告なんて人類史を通じて小粒だったのが常態と思えば、チームを率いる若い格闘家さん達は士官先を探す足軽未満集団の長のようで、逞しくもあるなーなどとと思ったらすぐに、総元締めは世界に一社のYouTube様で電通への一極集中どころじゃねえと思い至り、いやはやとため息をつくのみ