アンザック ANZAC Day

昨日はアンザックデー。クリスマスやオーストラリアデーと並んで、外国人には厄日。1人では出歩かないに越したことはない。

州内の治療中のcovid-19患者は100人以下で安定しています。

史上最大のダメ作戦の開始を記念する

アンザックはA オーストラリア/NZ ニュージーランド アーミー コープの略。アンザックデーは第一次大戦最大のダメ作戦、トルコのダーダネルス海峡、ガーリポリ半島への上陸作戦が始まった日。それまでは英軍に編入されていた南半球の兵隊さんたちが初めてオーストラリアなりNZなりの「国軍」をありがたくも名乗らせて頂いた軍事行動でもあった。落ち目のトルコ帝国の軍備/練度を甘く見た英連合は橋頭堡を築いては失いを繰り返し、ダラダラと6ヶ月も作戦を続けて、けっきょく双方痛み分けで、英連合が撤退。両陣営合わせた戦死、戦病死、撤退後の病死者数を双方あわせると20万人以上。イギリスは外様のアンザックを惜しみなく激戦区に投入した。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ガリポリの戦い

朝の6時前にセレモニーが始まる。玄関先に出てろうそくを灯し、祖国のために散った若者に敬意を表する(ふりをする)。知人宅でベーコンエッグサンドの伝統的アンザックデー朝ごはんをご馳走になる。お礼に昨日焼いたアンザックビスケットを持参。同化努力を怠らないフリをする。嫁御は僕が戦争にまつわる諸々を祀る気がこれっぽっちもないのを知っている。covid-19, sars2絡みの検疫ー自己隔離の規制が緩んで知人宅への短時間の訪問は解禁、今週からは10人までのよりあいが可能になる。

亡くなったみなさんに言えることはない。若いのにかわいそうだったと思う。でも、生き残ってなお戦争のイメージアップ作戦に利用されていい気になってたみなさんには言いたい。あの時あなたたちは若かった。世界中、戦争ブームだったのも確かだ。でもそのあと何十年も利用されていい気になってたのはどうだろう。そして、現在も第二次大戦やベトナムの退役兵卒を担ぐ風潮は変わらない。担がれる側も嬉しそうだ。同窓会的な意味合いもあるでしょう。ある年代を越えると生存確認の同窓会の重みが増してくるとも聞く。退役軍人会もそうなのだろう。齢90を越す嫁御のおばあちゃんにとっても週に一度の軍人会婦人部の昼食会は大事なお出かけだし、年金の大部分もそこから出いる。

もっとも、まともな神経をしていて担がれるのが嫌な人や、戦争に嫌な思い出しかない人は、セレモニーに呼ばれても出てこないだろうから、そこの部分は知りようがない。片目、片腕、車椅子。それ以上に肉体を損なったベテラン達がテレビに映ることはない。

 

全ての公務員は

先週は2度も郵便局で職員と言い合いになりその都度、気分が悪かった。郵便局は最低の人種差別主義者の溜まり場だ。カウンターや店内に入るのはすべて女性で、過半は有色人だが、支配的勢力に滑り込んだ彼女らが最低の非白人差別を行なうんだな。公務員になりたいってことは現状維持派なわけで、新規の移民は現状を揺るがす最大の要因ーーはい。私がそれです。局内は通常、10人程度の待ちの列があって床にマークしてある社会的距離の表示をひとつづつ前に進むのだけど、もっぱらに皆が速やかにひとコマ進むのを監視してる職員がいて、彼女がいちいち僕の行動に文句をつけるんだ。暇すぎるよ、あんたたち。法的には郵便局の店頭業務は私企業で彼女らも純な公務員ではないはずだが。