ローインパクト生活

嫁御の双子弟が久々にうちに来た

お金は生活保護でまかない、必需品の多くをBinへのtip inで「回収」するという優雅な生活。つまり廃品コンテナへの突入です。ビンは大小いろいろあるけどこんな感じ。写真は無断借用ー多謝Back yard bins.

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主な狩場はALDIというドイツ系資本で万事にドライな割り切り主義で拡大中の安売りスーパーの裏。典型的に懐古主義の彼には外資だから気にすることねえっていう例の排外倫理も働いているようにみうけます。

かの店では食品に消費期限と店頭に出しとく期限があって、店頭期限が人手薄になる週末に当たると、木曜金曜にどんどん廃棄。クレーム対応に時間を割かないので、箱が痛んだ商品は廃棄。ビールや安ワインは箱/パック売りしかしないので、うちの一本が行方不明になると残りを全部廃棄ーほんとは開栓して廃棄なんだけどここらの皆さんは面倒臭がりなので開栓してない場合が多いとは彼の談。

 

あとは、教会系の慈善団体への寄付のためにパン屋の裏に出してあるパンだとか、鉄工所の裏から数kg程度でもまとまった金額になる金属類とかを自転車で回収して回る。

 

粗大ゴミの日のスケジュールをチェックして回る。最近では徘徊する粗大ゴミ遍路を嫌う向きも多く、地域によっては粗大ゴミ回収の日を設けず、年に一度、住民が任意の日に行政へ上の写真のようなビンの手配を依頼するやり方もおおいので巡回も気を抜けない。家具などの掘り出し物があれば次兄に連絡し乗用トラックで運ぶ。余談だけどゴミとみなして出してあるモノの豊かさと収入は一致しないというか逆相関。新興住宅地の粗大ゴミの日、季節ちがいのビーチ用品が山積みになっていたりのカラフルな通りを眺めると末期的な非現実感を味わえるー余談おわり。先月は骨董家具のその下から30万円相当のロードバイクを、別の日に日本製の鍛造包丁を回収のしたと大自慢。

良いんじゃないかと思う。素晴らしい。

2、3年前に嫁御に「路傍にて宝の山を発見。すぐに車で来い」と焚き付けて2人で嬉々と回収してきた安物のクリスタルのコップ、出どころを失念したらしく、今日になって光にかざしてはこれはカットじゃねえな鋳物だよ。など嘯くのはご愛嬌。

曰く新品の日本製の鍛造包丁!を頂いたが中国製。箱を読むにthe 水鋼 Damashiro Emperor シリーズの Santoku(たぶん三徳包丁の意)。ただし鋼材は日本のもの。鍛造というが槌目は似非。折り返し鍛造ダマスカスを模した年輪はブラストかレーザーエッチングで描いたものとなんとも面妖。こんなものに正価、日本円だと18000円くらいがついてる。日本で包丁に18000円って結構いいもん買えるぞ。もとより、大幅値引きを前提にした正札って可能性は高い。