プジョー508 顛末

涙が出るほど良く走ってくれた営業仕様の207をほぼ14万キロで手放して、代わりに買った黒の508。中の大サイズのセダンで3年落ちながら9万キロ走ってたせいで高くはなかった。去年はよく走って15か月で4万キロ。2リッターディーゼルターボの余力は新鮮。同形車があまり走ってないこともあって皆に見た目の良いクルマだねとほめられて少し鼻がたかかったと告白します。4.8メートルの全長とキレ角が大きくはないハンドルのせいで駐車は苦手だったけど、去年からお年寄りの親戚に怪我や病気がおおくて、送迎に大活躍した。が手放す決断。

買ったその週に後ろ左の窓を上げ下げするモーターとレギュレータのユニットが窓を噛まなくなって、これは保証修理。

次にロッカーアームのカバーのガスケットが悪くなって荒い運転をすると軽くオイルをしぶくようになり、家族のかかりつけのメカニックに交換を頼んだのだけど、こんなに狭っ苦しいエンジンルームはない。こんなクルマ売っちまえ!さらに若いメカニックが組み付け時にエアのホース傷つけたらしく、気圧が上がらずノンターボのセイフティモードへ。一旦、組んだら見えない場所の穴を探すのに3日。工賃は交渉の結果、双方しぶしぶで3時間半。

それから、運転席の電熱シートが不動。フォーラムを漁ると10ピンのハーネスのコネクタが焼けるのは宿痾らしく、ebayで代替品を見つけたのだけど嫁御が却下。名義は彼女の会社だし、彼女が純正部品!といえば僕が言えることはない。

で、今週、運転席の窓のレギュレータから異音。歯車がまったく窓ガラスを掴み損なってガリガリ空回り。で嫁御が売却の決断。

彼女のメルセデスA180も17万キロを後にしてトランスミッションがちょっとひやっとするほど不調。初代Aタイプに続いて2台目のAT不調でメルセデスへの不信感も募ってきたようで、ややへこみ気味。AT車って10万キロ走ればあとはおまけ。壊れなければボーナスと考えるのは僕だけか?

二台とも売ってそのまま僕用の車を一括払いで。彼女のは長いローンで会社経費にというのが会計士の指導。僕用はスズキのヴィターラ(日本ではエスクード)が候補だという。ハンガリーマジャールスズキの設計製造で、webCGでは評判がよい。

あとは義母か...同情の憤りのフリをして色々言うに違いない。ちなみに嫁御は母と双子の弟に買い物のことでがたがた言われるのが何よりも嫌いなのだけど、僕が膝を詰めて、嫁御も苦渋の選択だから何も言うなとお願いしても聞く2人ではない。

義母は207から508に変えた時も中古車屋まで飛んできて下取り価格の低さに驚き、508の小キズをいちいち指摘しては店員に煙たがられ...その後、義妹がレガシーから買い換えるときも店まできて、下取り交渉に参加。結局下取り価格と同額で義妹から彼女が購入とかそんな人をどうあやすか。修行でござる。